レース…クラス分け(格付け)
競馬界では、G1、G2、G3、リステッド、オープン、3勝クラス、2勝クラス、1勝クラス、新馬・未勝利、とレースのクラス分けが、されてます。(G1、G2、G3を含めて重賞といいます)
G1…1番格上のレースで基本はこのレースを勝つことを目標にしています。しかし出走することさえ難しく勝利する馬というのは本当にすごいことなのです。
G2…G1のレースに出走するためにステップレースとして出走することもありますが、やはり出走することさえ難しいレース。もちろんG2のレースを目標にする馬もたくさんいます。
G3…こちらもステップレースとして出走する馬もいますが、やはり出走することさえ難しいレース。もちろんG3のレースを目標にする馬もたくさんいます。
リステッド(L)…近年日本競馬が世界に認められて2019年から創設されたリステッド競争なんですが、以前までオープン競争だったレースがいくつかリステッド競争に格上げされたレースです。もちろんすぐに出走できるレースではなくまずはこのリステッド競争を目標にする馬もたくさんいます。
オープン(OP)…重賞、リステッド競争、の1つ下のクラスですが、まずはオープン入りを目指すという馬もたくさんいます。3歳の6月以降は4歳以上と同じですが、2歳の9月までは新馬・未勝利を勝ったらオープンクラス、そのあとは3歳の6月までは1勝クラスまで勝てばオープンクラスになります。(大まかな言い方ですがオープン〜G1までがオープンになります。)(3勝クラス以上の賞金獲得でオープン入りして大きなレースにチャレンジしやすくなります。)
3勝クラス…2019年の5月まで1600万下といわれてました。
2勝クラス…2019年の5月まで1000万下(もう少し前までは900万下)といわれてました。
1勝クラス…2019年の5月まで500万下といわれてました。
新馬・未勝利…新馬はメイクデビューというレースでその名の通りデビュー戦です。そのデビュー戦で勝てなかった馬たちが未勝利戦に出走します。なにか事情があって未勝利戦でデビューする馬もいます。
障害競走は少し違って、J・G1、J・G2、J・G3、と表記が変わって、障害競走の未勝利戦を勝つとJ・G1、J・G2、J・G3、オープン、のどれかのレースに出走します。障害競走には、1勝クラス、2勝クラス、3勝クラスというのはありません。
クラス分けの決まり事!
2歳馬
6月~8月中に勝利すればオープン入り…しかし9月以降は新馬・未勝利だけを勝利している馬は1勝クラスになり、そのあともう1勝するか重賞で2着以内に入るとオープン入り!
3歳馬
新馬・未勝利だけを勝利している馬は1勝クラス 6月になるまでにもう1勝するか重賞2着以内に入るとオープン入り!6月以降は収得賞金次第で2勝クラスか3勝クラスかオープン入りかに分かれる。
4歳以降…は3歳馬の6月以降と同じである。
収得賞金でクラス分け
収得賞金が…
1600万を超えたらオープン入り
1001万~1600万なら3勝クラス
501万~1000万なら2勝クラス
500万以下なら1勝クラス
収得賞金とは…?
クラス分けのための賞金。
1着馬に加算されるが重賞の場合は2着まで加算される。
新馬・未勝利…400万円
1勝クラス…500万円
2勝クラス…600万円
3勝クラス…900万円
ここからはオープン以上の加算される賞金…
2歳馬
リステッド(L)…800万円
九州産馬限定のレース…500万円
オープン(OP)…600万円
3歳馬
リステッド(L)…1200万円
オープン(OP)1000万円
3歳以上もしくは4歳以上(3歳以上は6月から、4歳以上は年明けから)
リステッド(L)…1400万円
オープン(OP)1200万円
ここからは重賞レース…
2歳馬のG1とG2…出走するレースの本賞金の半額
2歳馬のG3…1着は1600万円…2着は600万円
3歳馬限定、3歳以上もしくは4歳以上のG1、G2、G3は出走するレースの本賞金の半額
障害レース
未勝利…600万円
オープン(OP)…750万円
G1、G2、G3は出走するレースの本賞金の半額
地方、海外に参戦したときの収得賞金…
本賞金が1200万円以上のときは本賞金の半額
本賞金が400万円以上1200万円未満のときは400万円
本賞金が400万円未満のときはそのままの金額
ちなみに、本賞金とは…
1着〜5着に入着するともらえる賞金
大した説明ではありませんが、どのクラスの馬たちも、デビューする前の馬たちも、順調にレースに出れるということが難しいことらしいです。無事これ名馬という言葉を忘れずに応援していきたいと思います。